子どもの食事に悩んだとき、わたしが大切にしていること

栄養とごはんのはなし

子どもの食事って、本当に悩みが尽きませんよね。
「ちゃんと食べてほしい」と思うほど、
つい注意が増えてしまうことはありませんか(わたしのことです)。

好き嫌いや落ち着きのなさを見ると、「ちゃんとしなきゃ」と、つい焦ってしまう。
でも、そのたびに思い出すようにしています。
まずは、子どもたちが安心して座っていられる時間をつくろう、と。

栄養学を学んできましたが、子どもの栄養は教科書どおりにはいきません。
食習慣は一食で決まるものではなく、日々の積み重ねの中で育っていくもの。

ここでは、完璧を目指さなくてもいいと思えた理由と、
わたしが食卓で大切にしていることをお話しします。

もし今、少し疲れているなら。
この文章が、肩の力を抜くきっかけになれたらうれしいです。

子どもの食事って、悩みが尽きません

  • 好き嫌いが多い
  • なかなか座って食べてくれない
  • 食事のマナーが気になる
  • 栄養バランスが心配

わたしも同じ悩みを抱えながら、毎日のごはんを作っています。
「ちゃんと食べてほしい」という気持ちが、
いつの間にか「ちゃんとさせなきゃ」に変わっている自分に、ハッとすることもあります。

だからこそ、わたしがいちばん大切にしているのは、
「食事の時間が楽しい時間であること」です。

わたしが食卓で大切にしていること

好き嫌いをゼロにすることでも、
毎日完璧な栄養バランスを整えることでもありません。

まず大切にしたいのは、
子どもが食べることを楽しめる環境です。

  • 「これおいしいね」と言い合えること
  • 今日あったことを話せること
  • いい気分で「いただきます」「ごちそうさま」が言えること
  • 子どもにとって食事の時間が、「ごはんを食べるって楽しいな」と思える時間であること

そんな食卓の積み重ねが、これから先の子どもたちの食習慣の土台になっていく。
わたしは、そう感じています。

理想と現実のギャップ

とはいえ、理想どおりにはいきません。

  • 箸の持ち方が気になってつい声をかけてしまう
  • 突然、きょうだいで歌いだす
  • おしゃべりが止まらず、ごはんが進まない

「ちゃんと座って食べて!」
「今は歌う時間じゃないよ〜」
「野菜もお口に運んでね」

そんな小言を言いながら食事をする日もあります。

でも、少し引いて見てみると、
子どもたちが笑っていたり、今日の出来事を一生懸命話したり、
みんなが安心した顔で座っていたり…

もしかしたら、それはとても貴重な時間で、
それだけでも十分なんじゃないかなと思うのです。

もちろん、伝えたいことはその都度やさしく伝えながら。
でも、それ以上に大切にしたいのは、食卓のあたたかい空気です。

焦らず、長い目で育てる

子どもの食事は、その一回で決まるものではなく、少しずつ体と心を育てていくもの。

今日食べなかった野菜も、明日はひとくち食べるかもしれません。
ぎこちない箸の持ち方も、だんだん少しずつ形になっていきます。
もう少し大きくなったら、落ち着いて座って食べてくれることでしょう。

だから、焦らず、一食で決めつけず、長い目で見ていくこと。
わたしはいつも、自分にそう言い聞かせています。

そしていつか子どもが反抗期になったとき。
おしゃべりでごはんがなかなか進まなかった日々も、
きっと愛しい思い出になるはずです。

前日のスープと納豆ごはんの朝。
おしゃべりでなかなかごはんが進まない日もある、わが家のいつもの食卓。

あたたかい食卓を目指して

わたしが子どもの食事で大切にしたいこと。
それは、あたたかい空気の流れる食卓を続けていくことです。

もし今、
「ちゃんと食べさせなきゃ」
「マナーを今すぐ直さなきゃ」
と心が少し疲れていたら、今日はひとつだけ。

「みんなで食べるごはん、おいしいね」
「ごはんの時間って、楽しいね」

そう声に出してみませんか。

食卓でのあたたかい時間は、きっと、
子どもたちの「食べることが好き」という土台を作ってくれるでしょう。
そして、いつか子どもたちが大きくなったとき──
笑い声のあった食卓を思い出してくれますように。

そう願いながら、今日も小言をこらえつつ、
ときどきそっと声をかけながら、
あたたかい食卓を目指して、家族でごはんを囲んでいます。

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