子どもが胃腸炎になると、
「何を飲ませたらいい?」「ポカリでもいいの?」と迷いますよね。
わが家でも、今まさに子どもとわたしが胃腸炎にかかっており、水分補給で少し悩みました。
(まさか4月に胃腸炎になるとは…)
医師にすすめられた方法を試した結果、実際に飲めたもの・飲めなかったものがあります。
ここでは、胃腸炎のときの水分補給について、
基本とあわせて実体験も交えながらお伝えします。
胃腸炎のとき、水分補給が大切な理由
胃腸炎では、嘔吐や下痢によって水分や電解質*が失われ、脱水につながりやすくなります。
(*電解質とは、体の中の水分バランスや体の働きを整えるミネラル(塩分など)のことです。)
そのため、少しずつでも水分と電解質を補うことが大切です。
これは、世界保健機関(WHO)でも推奨している方法です。
https://www.who.int/publications/i/item/WHO-FCH-CAH-06.1
大切なのは、電解質が入った水分を摂ること。
水だけを飲むと、失われた電解質は戻らず、
体内のバランスが崩れて脱水が改善しにくくなってしまいます。
そして、水分は「糖+塩分」と一緒に摂ることで、
腸から効率よく吸収されるようになります。
何を飲ませる?基本は経口補水液
わが家では、かかりつけ医から経口補水液(OS-1)をすすめられました。
経口補水液は、水分と電解質を効率よく補えるようなバランスで作られていて、
胃腸炎のときの水分補給に適した飲み物です。

医師からは、
「ポカリスウェットや他の清涼飲料でなく、OS-1を選んでください」
と言われました。
ポカリスウェットなどのスポーツドリンクは飲みやすい反面、
電解質のバランスが経口補水液とは異なるため、
胃腸炎のときは経口補水液をすすめられることが多いようです。
そして医師から、
「OS-1を薄めないで、そのまま飲ませてくださいね。身体にいいと思って、薄めてあげてしまうことがありますが、OS-1は身体に水分が吸収しやすいような配合で作られているので、薄めると意味がなくなります。」
とアドバイスをもらい、帰宅途中にOS-1を何本か買って家へ。
帰宅後、真ん中の子は、OS-1を問題なく飲むことができました。
ただ、同じOS-1でもアップル味はあまり好みではなかったようで、
あまり飲めませんでした。
OS-1を飲めないときはどうする?
一方で、下の子はOS-1の味が苦手で、ほとんど飲むことができませんでした。
実際に、わたしもOS-1を飲んでみましたが、
ポカリスウェットより甘味が少なく、塩味を感じやすいため、
お子さんによっては飲みにくいかも…と感じました。
スープや味噌汁でもOK
休日に別の救急病院を受診した際、その病院の医師からは、
「無理に経口補水液でなくても、飲めるものを少しずつで大丈夫」と言われ、
スープなどもすすめられました。
そこで試したのが、味噌汁の上澄みです。
これは、少しずつですが下の子も飲めて、
「水分が摂れた!」という安心感につながりました。
塩分が含まれるスープや味噌汁は、水分とあわせて電解質も補えるため、
水分補給のひとつの選択肢になります。

薄めたりんごジュースもいいらしい!
味噌汁の上澄みを飲めていた末っ子も、体調によっては飲めないときもありました。
そうですよね、わたしでも、ずっと味噌汁の上澄みだけはキツイ💦
その他、どんな水分が適しているのか?
調べてみると…
軽症の胃腸炎であれば、りんごジュースを薄めてあげるのも有効のようです!
こちらは、カナダの研究結果。
軽度の胃腸炎で脱水が軽い子どもでは、
「2倍に薄めたりんごジュース」でも十分補水効果があったとのことでした。
そして、わが家の「味噌汁が飲めない…」という末っ子にりんごジュースを薄めて飲ませると、
飲んでくれました(ホッ)。
りんごジュース、美味しいもんね。
そしてわたしも、飲みにくいなと思ったOS-1に、
少しだけりんごジュースを加えてみたら、とても飲みやすくなりました!
(本当は、そのまま飲むのが一番よいのは分かっていますが…)
軽度の胃腸炎の場合は、りんごジュースに頼ることもできそうです。
飲ませるのを控えたほうがいいものは?
胃腸に負担がかかりやすい飲み物は、控えめにしましょう。
・柑橘系の飲み物(オレンジジュースやグレープフルーツジュースなど)
酸味が強く、胃を刺激して吐き気を引き起こすことがあります。
・牛乳などの乳製品
脂肪分を含むため、消化に負担がかかります。
体調が落ち着くまでは、控えると安心です。
・冷たい飲み物
胃腸への刺激になることがあります。
なるべく常温に近い状態で、少しずつ飲ませるようにしましょう。
…とはいえ、胃腸炎の最中に常温になるまで待つのって、難しいこともありますよね。
そんなときは、少し置いてから飲ませるくらいでもとよいと思います。
また、大人の場合は、上記に加えてアルコールやカフェインが入った飲み物は控えましょう。
どれくらい飲ませたらいい?
一度にたくさん飲ませるのではなく、少量をこまめに飲ませることが大切です。
嘔吐がある場合は、少し落ち着いてから、少量の水分補給から始めるとよいとされています。
わが家のかかりつけ医は、「5~10分ごとにペットボトルのキャップ1杯(約5mL)くらいの量を飲ませてください」といつもアドバイスしてくださいます。
無理に飲ませるのではなく、
お子さんの様子を見ながら進めていきましょう。
具体的な量については、医師の指示に従ってくださいね。
大切なのは「飲めること」
本来は経口補水液が適していますが、
体調が悪いときは、味やにおいで受け付けないこともあります。
そんなときは、
・味噌汁の上澄み
・スープ
・薄めたりんごジュース
など、少しでも水分と電解質がとれるものを取り入れるのもひとつの方法です。
「何が何でも経口補水液」と思い詰めすぎず、
その子が飲めるものを、少しずつ飲ませてあげられるとよいと思います。
無理せず、その子に合う方法で
子どもによって、飲めるものは本当に違います。
経口補水液が合う子もいれば、そうでない子もいる。
その子に合う形で水分補給ができれば、それで十分だと思います。
胃腸炎の看病って、本当に大変ですよね。
脱水の不安、吐しゃ物の処理、エチケット袋を片手にハラハラしながらの通院…
わたしにとって、一番かかってほしくない病気のひとつです(笑)。
看病は大変ですが、同じように頑張っている人はきっとたくさんいます!
親も無理せず、できる範囲で。
少しずつ乗り切っていきましょう。

